親知らずは抜くべきか 海外長期滞在前の準備

海外滞在中に親知らずが痛くなったらどうしよう…

 

海外に長期滞在する場合、一番心配なのが、歯の治療です。

 

というのも、海外旅行保険では歯の治療は含まれていないことが多いし、現地就職の場合は、

 

「言葉が通じなかったらどうしよう…」

 

「現地の歯医者って大丈夫…?」

 

という心配がありますよね。

 

特に疲れがたまると親知らずが痛み出すので、韓国で日本語教師として働くことを決意していた私は歯に関する心配事を減らしておこうと、歯科医と相談して親知らずを4本全て抜くことに。

 

今回は、3週間弱で親知らずを4本とも抜いた実体験をお話しします。

親知らずを全て抜くべきか迷っている方
海外での長期滞在を予定されている方

 

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海外渡航の準備としての親知らず抜歯

親知らずは抜くべきか 海外長期滞在前の準備韓国で日本語教師として生活することを目指していたのですが、心配事の一つに親知らずがありました。

 

実は私は疲れがたまると親知らずが痛み出すことが多々。

 

しかも、海外長期滞在についてネットで色々調べていると、

 

「海外では歯の治療は高額になる。」

 

「海外に行く前に歯の治療はしておいたほうがいい」

 

「痛みが出るから、親知らずは抜いて海外に行った」

 

などの意見を見ることがあり、ますます心配になった私。

 

実は日本語教師の資格がもうすぐ取れるという辺りから、就職活動を始めたのですが、予想外に第一希望で面接が決まり、面接後、もし内定が出たらすぐに渡韓しなければいけないスケジュール感。

 

そのため、内定連絡が来る前に歯医者へ行って、親知らずの抜歯について相談してみました。

親知らずを抜くべきか

歯医者でレントゲンを撮ると、なんと下側の親知らずが横向き

 

なるほど…横向きに生えてるから痛みが出てたのね…

 

しかもほぼ埋まっているので、抜歯の際は歯茎を切り開いてから、親知らずを一部切り取り、残りを横に引っ張って少しずつ抜くという大変な作業らしい(涙)

↓イメージ

親知らず 海外長期滞在前の準備

出典:クレア歯科クリニック

 

怖い…

 

と思ったのですが、海外滞在中に痛み出す方が怖い!と抜歯を決意しかけた時

先生が言ったのは

痛みがひどくない場合は残す選択もある
残しておけば、将来、親知らずを入れ歯のブリッジに使うこともできる
それでも、全部抜きますか?

 

確かに。
将来のことまでは考えてなかったです。

 

横向きの親知らずだけ抜歯して、真っ直ぐ生えている親知らずは残すか…

いやでも、かみ合わせの問題もあるし…

とさらに先生とも相談して、だいぶ悩みましたが、海外生活中に痛み出す方が怖くて、最終的に親知らず4本全ての抜歯を決意しました。

ついに親知らずの抜歯へ!

親知らずは抜くべきか 海外長期滞在前の準備

1回目:左下の親知らず

約3週間で3回に分けて親知らずの抜歯をすることになったのですが、まずは中程度の難関の左下の親知らず。

この左下の親知らずは埋まっているものの、横向き加減がそれほどでもなかったので、歯茎を切開して歯を少し削り取ったら意外とすんなり抜けました。

※痛い話です※
ただ、歯茎を切開するとき、麻酔をしているので痛くはないのですが

 

音が怖い!

 

ドラマの手術のシーンとか、メスですっと切ってるじゃないですか?

歯茎は全然違った…

 

じょりじょりじょりじょり…

 

という音が自分の骨を伝わって聞こえてくる(震)

 

逆に歯を削り取っているときの方が滑らかだったので、肉を切る音が若干トラウマになりそう…(痛くはないですよ、麻酔してるから)

 

切開した部分は縫ってもらって消毒。
痛み止めなどを処方されましたが、術後は化膿することもなく、痛みもそれほどひどくありませんでした。

2回目:右下の親知らず(一番の難関)

親知らずは抜くべきか 海外長期滞在前の準備2回目は1週間後、左下の抜歯後の様子を見て、問題なさそうだったので、右下の親知らずの抜歯を実施することになりました。

 

この右下の親知らずが一番の難関で、

  • 横向き
  • 埋まっている
  • 歯の根元が神経に近い

というものでした。

 

抜歯も時間がかかりそう…先生頑張って!

 

1回目で歯茎を切る「じょりじょり音」は経験済みなので、心を無にして瞑想でもすることに。

 

歯茎を切開

横向きの親知らずを半分切って取る

根元の部分を引っ張って抜く

 

という手順ですが、何やら苦戦している模様。

 

神経に近いし、よほど私の親知らずは難関なのか…と思っていると、先生が

 

「あっ!」

 

な…何が起きたんだ…

 

「ほーひひゃんれふか?(どうしたんですか?)」

 

「歯の先っぽが折れて残っちゃった」

 

「!!!!!!!」

 

「そのうち、溶けてなくなるからこのまま縫いますねー」

 

そう、キレイに抜けなかったようです。
先生曰く、神経は通ってないからそのうち肉の中で溶けていくとのこと。特に支障はないので、放置で良いと。

そっか…いいのか…

※ちなみに、歯医者でレントゲン撮ると未だに欠片っぽいものが映っているのはなぜだろう…

3回目:上2本の親知らず

3回目ともなるともう慣れたもんです。

しかも上2本はきれいにまっすぐ生えているので、一気にズボッと抜けました♪

 

横向き親知らずの術後の経過も問題なく、ちょっと欠片が残った以外は、化膿もせず、ご飯もかたいものを除けば食べられて、約3週間で3回の抜歯が無事に韓国渡航前に全て抜歯完了!

 

初めは部分麻酔での切開手術が怖かったのですが、意外と回復も早くてよかったです。

これで、韓国滞在中も問題なし!と一安心です。

親知らずを抜くと小顔になる!?

親知らずは抜くべきか 海外長期滞在前の準備巷では、「親知らずを抜くと小顔になる」という話があるのは聞いたことがありました。

 

実際、親知らずを4本抜いたあおこはどうだったのかと言うと…

 

全然変わらない

 

私はそれを目的に親知らずを抜いた訳ではないのですが、どう見ても変わっていない(涙)

歯を抜くと歯を支えていた骨や肉が痩せて小顔効果につながるのですが、実際は変化があったとしても1ミリ程度の話で、しかも全員にあてはまるわけではないようです。

 

うーん…残念!

 

もし小顔目的で親知らず抜こうとしている方、全員が小顔になるわけではないし、デメリットもあるので、しっかり目的を医者に伝えた上で検討してくださいね。

海外長期滞在前の準備として親知らず抜歯まとめ

親知らずと言えど、一度抜いたらもう戻らない大切な歯。

私の場合は痛みがあったので、海外渡航前に抜く決意をしましたが、もし痛みが出ていない場合や4本ともきれいにまっすぐ生えている場合は、将来のことを考えて抜かなかったと思います。

 

ちゃんと抜歯前にデメリット部分を伝えた上で、考える時間をくれた歯医者の先生に感謝です。

おかげで海外生活中も歯が痛むこともなく、楽しく過ごせました。

 

私の経験が、今親知らずを抜くかどうか迷っている方の参考になれば幸いです。

それでは、あんにょん♪

 

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