「日本語教師養成講座いっぱいあるけど、どこが一番安心?」
「いくらかかる?費用の比較がしたい!」
確かに日本語教師養成講座は全国に数多くあってどこを選んだらいいのか悩みますよね。
日本語教師養成講座は、全国にあるヒューマンアカデミーを基準として、自分に合ったところを探すのが一番良いので、今回は同僚の教師の出身校を中心に、実績のある日本語教師養成講座のチェックすべきポイントを解説・比較します!
◆いろんな日本語教師養成講座があるけど、どこがいいの?
◆就職に有利な日本語教師養成講座が知りたい!
「資格はできるだけ費用を安く抑えたい」「日本語教師の養成校って高いしなぁ…」役に立つ資格って結構費用が掛かるので、こう思う方が多いですよね。実は、厚生労働省の制度で「教育訓練給付制度(教育訓練給付金)」といって、資格学校の費用の[…]
日本語教師養成講座420時間コースを比較するポイント
1. まずは2~3校資料請求して比較
日本語教師養成講座が自宅近くに1校しかない場合は別ですが、初めから1校だけに絞るのは危険です。それぞれの日本語教師養成講座には特徴があり、それが自分に合うのかどうかのチェックが必要です。
資料請求すれば、対応は早いか、無理な勧誘はないかなどがわかるので、必ず資料請求はしましょう!
基本的にどこの日本語教師養成講座も無料で資料請求ができます。
あと、「文化庁届出受理講座」かどうかは大きなポイントですので、必ず資料で確認してください。
同じ日本語教師養成講座420時間コースでも、文化庁に認可されていないと就職先にかなーり制限がでてしまうので、ご注意を!
参考:文化庁「日本語教育機関の告示基準」
2. 授業見学や無料セミナーに参加してみて比較
資料請求の次は、気になった日本語教師養成講座の雰囲気を見るために、カウンセリングだけでなく、授業見学や無料セミナーに参加してみてください。
その学校が自分に合うのか、生徒の年齢層や雰囲気はどうなのかなどは、実際に行ってみないと分かりません。複数の日本語教師養成講座を実際に見て比較してみると、「あ、ここが合いそう」と資料だけではわからない雰囲気も見えてきます。
3. 受講期間やカリキュラムに無理はないか、講師との相性も合わせて比較
日本語教師養成講座によって受講期間3ヶ月~1年以上と様々ですが、正直言って半年以内で修了するのはなかなかハードです。
日本語教師養成講座では、理論以外に実習が入るので、その準備に結構時間がかかります。
学生さんや会社員の方はその時間を捻出するのが難しい方も多いと思いますので、おススメは1年間でカリキュラムを組まれているコースです。
また、講師との相性もチェックしてくださいね。相手も人間なので…いろんな人がいますw
自分に合う雰囲気がどうかは最低限見ておいてください。
4. 自宅からの通いやすさを比較
日本語教師養成講座はしばらく通学することになります。
あまりにも遠いとだんだん面倒くさくなるので、交通の便も考慮してください。
私は片道1時間半かけて通ってました!根性!
5. 日本語教師養成講座の費用の確認 割引はあるか比較
最後は日本語教師養成講座の費用の確認です。
できれば安い費用に抑えたいところですが、多少の違いはあれど、どこの日本語教師養成講座も50~60万円程度です(検定対策講座を含まない)。
安い養成校は安いなりの理由があります。
過去に通常の日本語教師養成講座の半額ぐらいで「日本語教師の資格が取れる!」と謳っていたところがあったのですが、そこは420時間コースではなく、実際は「日本語教師の資格」として認められていない独自のシステムを取っていたのです。
半額といっても安くはない金額ですので、資格が取れないと意味がありませんよね。(実は友人が契約してしまったのです…今は倒産しているのでご安心を!)
ちなみに、日本語教師の資格についてはこちら↓
「私、日本語話せるし、ヨユーっしょ」あおこちょ―――っと待ったぁ!!確かに、日本語教師は一般の小中高校の教師のようないわゆる教員免許のような国家資格は必要ありません。ただ語学学校で外国人に教えるには、正しい日本語の知識や教え[…]
そして、養成校やタイミングによっては、入学金免除や学生割引などのキャンペーンをしていることがあります。また、最大10万円支給される「教育訓練給付金制度」が使える場合もありますので、カウンセリングの際に確認してくださいね。
教育訓練給付金制度についてはこちらに書いてます↓
「教育訓練給付金を活用!対象者・支給額は?学費を抑えて資格を取る!」
ここまでのチェックポイントは頭に叩き込みましたか?
チェックするの、面倒くさいですよね(笑)
ということで、しっかり「文化庁届出受理講座」として認可されている日本語教師養成講座の中で、実際に私の周りにも卒業生が多い実績と人気のある養成校をご紹介します!
日本語教師養成講座420時間コースおススメ5校比較
日本語教師養成講座①「ヒューマンアカデミー」
全国に23校舎もある業界最大手で人気No.1のヒューマンアカデミー。日本語教師養成講座と言えば、まず有名校のここを思い浮かべる人も多いのではないでしょうか?
校舎はすべて駅チカで、平日は21時までで、土日も開講、週1回から学べます。しかも、他の校舎での振り替え制度もあるので、平日は会社近くの校舎、用事で行けなくなった時は自宅近くの校舎で振り替えなども可能です。
少人数制にもこだわっているので、細かい部分までしっかり指導してもらえるのが魅力。
最大手だからこそできる割引制度も他の日本語教師養成講座に比べて多いんです。全国にあるヒューマンアカデミーを基準として雰囲気を比較するのが一番良いので、絶対に資料請求をしておきたい日本語教師養成講座です。
校舎 | 北海道から沖縄まで全国29校舎 |
特徴 | ・全国30校舎の業界最大手で人気NO.1!! ・就職率92.1%、検定合格者数2,109名以上の実績 ・外国人生徒相手の本格的な実践演習 ・割引制度も充実!! ・校舎はすべて駅チカ |
受講期間・費用 | 日本語教師養成講座420時間カリキュラム 1年間(180分×109回/327時間) 572,400円(税込)日本語教師養成講座(通信 日本語教育能力検定試験【完全合格】講座つき) 1年間(180分×119回/357時間) 667,440円(税込)※入学金・テキスト代別途 |
教育訓練給付金 | 対象講座 最大10万円の支給 |
割引制度 | ペア割:紹介者(最大3万円相当商品券)+申込者(入学金最大3万円 OFF) ママ&学割 5%割引 |
文化庁届出受理講座 | ○ |
資料請求先 | ヒューマンアカデミー日本語教師養成講座 |
日本語教師養成講座②「千駄ヶ谷日本語教育研究所」
1975年の創立から40年以上の実績を誇る老舗の日本語教師養成講座。
修了生1万人超で、世界50か国以上、300以上の日本語教育機関で働いているため、世界の教育機関に圧倒的ネットワークをもつ海外就職に強い日本語教師養成講座です。
教師人の指導力に定評があるのが魅力で、実際に私の同僚の卒業生も教え方がしっかりしている人が多かったです。
ただ、校舎が2ヶ所しかないので、地方在住者には通学が無理なのが残念。お近くの方は、ぜひ検討リストに入れてほしい日本語教師養成講座です。
校舎 | 高田馬場校・横浜校 |
特徴 | ・1975年からの伝統と実績! ・修了生が多く、海外就職に強いネットワーク ・講師陣の指導力に定評 ・選べる3つの期間とクラスで通いやすい |
受講期間 | 平日午前クラス(6ヶ月 4・10・1月開講) 土曜クラス(1年 4・10月開講) 全日クラス(3ヶ月 7月開講) |
費用 | 高田馬場校:567,000円(税込) 横 浜 校:517,000円(税込) |
教育訓練給付金 | 対象講座 最大10万円の支給 |
割引制度 | 無し |
文化庁届出受理講座 | ○ |
資料請求先 | 千駄ヶ谷日本語教育研究所 公式サイト |
日本語教師養成講座③「KEC日本語学院」
KEC日本語学院の強みはなんといっても圧倒的な演習回数!
しかも、分かるまで何度でも受講できる「3年間無料再履修制度」があり、理論も演習も1クラス12名の少人数制で納得いくまで学べて、国内外問わず即戦力としてすぐに活躍することができます。
KECは指導力が高いのに親しみやすい講師が多く、アットホームでありながら就職フォローも万全です。
関東は新宿、他は関西圏に校舎があるので、自宅が近い方はぜひ資料請求を!
校舎 | 新宿校・梅田本校・なんば校・枚方本校・京都校・神戸校 |
特徴 | ・計50回以上の演習で実践に強い! ・3年間無料再履修制度で何度でも受講可能 ・欠席補講、振替受講(①振替受講、②他校での受講、③3カ月後の受講)OK ・経験豊富な講師陣で質が高い |
受講期間 | 3ヶ月~1年程度(3年間の再履修が可能) 開始時期は随時可能 |
費用 | 入学金 21,600円 (1) 420時間+90時間 日本語教育能力検定試験対策コース 658,000円(税込) (2) 420時間+60時間 日本語教育能力検定試験対策コース 627,000円(税込) (3) 420時間+30時間 日本語教育能力検定試験対策コース 596,000円(税込) (4) 420時間コース 534,000円 |
教育訓練給付金 | 対象講座 最大10万円の支給 |
割引制度 | 早期割引・友人紹介割引・体験セミナー参加者割引・学割で入学金が0円に |
文化庁届出受理講座 | ○ |
資料請求先 | KEC日本語学院公式サイト |
日本語教師養成講座④「アークアカデミー」
1987年に開講されたアークアカデミーの日本語教師養成講座。
全国にあるアークアカデミーの5校舎には外国人留学生の通う日本語学校が併設されていて、実際の日本語教育の現場を体験できるのがメリット。
さらに、就職紹介事業許可を取得していて、就職率はなんと94.3%!
日本語教師養成講座を開講している校舎は、新宿校の1校のみなので、お近くの方は資料請求してみてください。
校舎 | 新宿1校のみ |
特徴 | ・1986年の開校以来培った豊富な実績 ・全国にある本校の5校舎には日本語学校が併設 ・専任講師が一つのクラスを受け持つ担任制 ・充実した就職支援で就職率94.3% |
受講期間 | 約6ヶ月 |
費用 | 420時間総合コース 入学金:21,600円円(税込) 受講料:518,400円(税込) ※ 各科教材費(24,000円程度)が別途必要 |
教育訓練給付金 | 対象講座 最大10万円の支給 |
割引制度 | 無し |
文化庁届出受理講座 | ○ |
資料請求先 | アークアカデミー公式サイト |
日本語教師養成講座⑤「アルファ国際学院」
基礎から応用までを学び、卒業時には日本語教師の即戦力として活躍できるようにカリキュラムが組まれている日本語教師養成講座。土日夜間も開講しており、自分の都合に合わせて通学できます。
さらに、420時間総合講座とは別に海外実習プランを開講しており、イギリスやタイ・ベトナムなどで教えながら海外文化を知りたいという人にもぴったりです。
校舎 | 東京(赤坂紀尾井)・横浜、(大阪なんば・名古屋・博多は通信&通学) |
特徴 | ・科目毎(全20科目)の単位取得制で、土日夜間も開講 ・世界中の人に教えられる充実の教育実習 ・自分に合った就職先を実現する個別就職相談 |
受講期間 | 6~18ヶ月(2年間有効) |
費用 | 420時間総合講座 540,000円(税込) |
教育訓練給付金 | 対象講座 最大10万円の支給 |
割引制度 | 無し |
文化庁届出受理講座 | ○ |
資料請求先 | アルファ国際学院公式サイト |
日本語教師養成講座420時間コース比較まとめ
日本語教師養成講座420時間コースを比較すると、養成校によっていろんな特色があるのがわかりますね。
私のおススメはやっぱり全国29か所に校舎があるヒューマンアカデミーです。
通学のしやすさが一番ですが、実際に行ってみると雰囲気の感じ方も違うので、まずは資料請求を!
皆さんに合った日本語教師養成講座に出会えることをお祈りしています。
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