海外で盗難に遭った実体験 経験者が語る海外旅行保険の申請と処理

海外旅行ではスリや置き引き・詐欺に注意!
なんてよく言われていますよね。

でも、

 

「あれだけ色んなところで注意されてるのに、海外で盗難に遭う人って馬鹿でしょ?」

 

「私は注意深いし、警戒心が強いから大丈夫。」

 

なんて他人事だと考えている人がほとんどですよね。
今、この記事を読んでいるあなたも…。

 

実はこれまで何のトラブルもなく色んな国で生活もしてきて、しっかり者の長女代表のような性格の私が、まさかの「うっかり犯罪」の代表である置き引きに遭ってしまいました。

相手はプロです。
ほんの一瞬のスキを狙って盗んでいきます。

 

私は盗難被害に遭ってしまったせいで、しばらく眉が描けなくなりました(まろ眉なのに)

 

今回はその理由と、危機管理の意味も含めて、どんな状況で置き引きに遭ってしまったのか、そして、海外での盗難届や海外旅行保険の手続きに関する注意点をお話しします。

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海外で盗難に遭った実体験

私が海外で初の盗難に遭った経験をしたのはオーストラリアのシドニー。

オーストラリアに滞在して3か月目の頃でした。

 

韓国人の友人2人とファーストフードでおしゃべりしたり、写真を取ったりしていたのですが、その時の並びはこんな感じ。

海外で盗難に遭った状況

私が持っていた荷物が大きかったので、壁と自分の間に置き、念の為、ショルダー部分を自分のお尻で踏んでいました。

 

でもちょうどカメラをバッグに入れたときに、ショルダーを踏みなおすのを忘れていて、

「あ、そうだ…危ない危ない…」

と思った時には時すでに遅し…
わずか数分のことでした(涙)

 

自分と壁の間で、体にも密着していたはずなのに。
全く気づきませんでした

 

私と同様に、目の前にいた友人2人も、周りの人(思わず聞いてみた)も、誰も何も目撃していなかったのです。

 

パスポートを持ち歩いていなかったのは不幸中の幸いですが、盗まれたものは主にこちらです…。

  • 受け取ったばかりのバイト代が入った財布
  • メイク道具一式
  • 携帯電話(レンタル)
  • デジカメ
  • シェアハウスの鍵

 

くっ〇おぉぉぉぉぉ!!!!!!!!!!!!!

 

明日から眉毛が描けんじゃないか!!

 

…と、心の中は修羅場でしたが、
なぜか非常事態の時は冷静になる性格の私の頭に浮かんだのは、

 

盗難に遭ったら、ポリスレポート(盗難証明書)!

 

そう、こんな非常事態のために、1年間の海外旅行保険(ワーホリ用)に入っていたのです。

 

おすすめはこちら→海外旅行保険のAIG

 

ちょうど被害場所の近くに交番があったので、実際に私がそこでどうやって手続きしたのかをお話しします。

海外で盗難にあった場合の手続き

海外滞在中に盗難に遭った場合にまずしなければいけないことは、

 

クレジットカード・キャッシュカードの停止
警察署でポリスレポート(盗難証明書)の発行

 

です。
一つずつ解説していきます。

 

海外で盗難に遭ったら【現地での手続き】

1.クレジットカード・キャッシュカードの停止

海外で盗難に遭った実体験 クレジットカードの停止まず、緊急で行いたいのが、クレジットカードの無効・停止手続きです。

これを行わないと、クレジットカードが使われてしまい、その請求が自分のところに来てしまいます。それを防ぐためにも、海外で盗難に遭った場合は必ず手続きをしてください。

 

手順はこちらです。

  1. クレジットカード会社に連絡、カード無効の手続き
  2. 警察署か交番に行き、ポリスレポート(盗難・紛失届出を立証する書類)を発行
  3. 帰国後、クレジットカード会社で再発行の手続きをする

 

 

私の場合は、被害場所の近くに交番があったため、先にそちらへ行きましたが、その交番にクレジットカード会社の緊急連絡先リストがありました。

盗難が多いからでしょうね…

 

クレジットカード会社の連絡先に関しては、自分でも控えておくべきですが、家においていたり、私のようにバッグごと置き引きに遭った場合は、その控えごとなくなるので、その場合は、警察署で聞いてみてください。

 

ちなみに、その緊急連絡先に電話するときは、警察が電話貸してくれますし、音声案内で言語が選べました(※この時、盗難に遭ったのはVISAカードでした)

 

銀行のキャッシュカードについては、現地の言葉になるので、パニックになって話せない場合や、現地語が苦手な場合は周りの友人などに頼ってもいいかもしれません(警察には「自分で話して」と言われました…)。

 

観光客が多い場所なら交番にクレジットカード会社の緊急連絡先がある
VISAカードは言語選択可能
銀行のキャッシュカードは現地の言葉で連絡

 

警察の人曰く、カード類は足がつくから使われることは少ないかもしれないとのことでしたが、コピーされたり、不正使用されたらたまったものじゃないので、速攻クレジットカードを止めました。

 

ちなみに、クレジットカード会社の調査により不正使用されたと承認された場合は、盗難保険により補償されます。その為にも次で説明するポリスレポート(盗難証明書)は必ず取っておいてください。

 

2.盗難の場合は必ずポリスレポート(盗難証明書)を取得

海外で盗難に遭った実体験 ポリスレポート海外で盗難に遭ったら、必ず現地の警察署や交番に行って、「盗難に遭った」旨を伝えてください。すぐに盗難届の書類を準備してくれます(慣れている…)。

 

私が盗難に遭ったオーストラリア・シドニーでは特に必要書類はありませんでしたが、場所によっては、パスポートなどの身分証明書が必要になる場合もあります。

必要書類に盗難に遭ったものとだいたいの金額を書いて提出すると、ポリスレポートを発行してくれます。
上記の画像が実際のポリスレポートのコピーですが、オーストラリアは名刺サイズのカード状でした。

 

これは色んな手続きをする際に印籠のように使えるので(笑)、失くさないようにしてください。
最終的に保険会社に提出することになるので、コピーを取っておいた方がいいです。

3.パスポートが盗難に遭った場合は日本大使館へ

パスポート更新もし海外でパスポートが盗難に遭った場合は、現地の日本大使館へ行ってください。

 

必要なものは下記です。
申請用の書類は大使館にあります。

 

  • ポリスレポート(盗難証明書)
  • 写真(縦45mm×横35mm)1枚
  • 本人確認書類(戸籍謄本/抄本・免許証や保険証など)1枚
    ※パスポート番号やコピーなどがあればスムーズ

 

パスポートがないと出国もできないので再発行するか、帰国日が迫っている場合は「帰国のための渡航書」を発行してもらいます。

 

私の場合、パスポートは被害に遭いませんでしたが、大使館に「相談」しに行ってみたところ(だってこんな経験することないし…)、もしお金がない場合は、送金用の口座を貸すことはできるということでした。

それ以外はできることはできないと、冷たくあしらわれました(涙)

 

期待はしてなかったけど、大使館は所詮お役所なので、こんなもんでしょう…

 

4.保険会社への連絡(現地にある場合)

就職サポート帰国後でも手続きはできますが、現地に自分が入っている保険会社のオフィスがある場合、そちらでも盗難補償の手続きが可能です。

 

提出書類に書く内容は警察と似ていて、個人情報の他に、被害に遭った物品や損害(私の場合はレンタル携帯の損害賠償)の金額を細かく書いていきます。

 

警察で書いた際にはざっくりでしたが、こちらは保険金がかかっているので、盗難に遭ったものは全部細かく書きましょう

 

基本的に使用期間を考慮した時価での金額になるので、高額商品は日付と金額のあるレシートや領収書が残っていればスムーズです。あと、もちろんですが、現金は補償されませんので、ご注意を…。

 

私が入っていた海外旅行保険会社は、書類は急かす癖に振り込みが非常に遅く、帰国後(9ヶ月後)に催促したら、

 

先ほど現地から書類が到着しまして…」

 

と言われ、「そば屋の出前か!」と心の中で突っ込んだレベルなので、おすすめしません…(以後使ってない)

 

 

保険の安さにつられて大手ではないところで契約してしまいましたが、実際に海外での盗難を経験した今の私なら、やっぱり大手が安心です…

 

ちなみに私の場合は

海外旅行保険料:約10万円(1年間)
被害額(現金は別):約13万円
保険金:約8万円

でした。

現金は3万円ほど入れていたので、泣き寝入りですが、持ち物に関しては使用年数を考えると、そこそこ補償してもらえたと思っています。

 

海外旅行保険に入っておけば、上記のような盗難以外にも、病気の場合にキャッシュレスで病院に行けたりするので、海外に行く場合は必ず入っておいてくださいね。

 

正直、元は取れます…(経験者は語る…)

 

私の場合は盗難補償以外にも体調不良で病院にも何度か行っているので、確実に保険料の元は取ってます。

1年間の保険料なので、高くて入るか迷っていましたが、本当に入っていてよかったです。

 

クレジットカードの海外保険だと、カードの種類にもよりますが、長期滞在では使えなかったり、補償額が少なかったりするので、別途海外旅行保険に入るのがおすすめです。

海外で盗難に遭ったら【日本帰国後の手続き】

韓国クレジットカード・クレジットカード再発行

現地で盗難に遭った際に、カードの使用停止は行いましたが、現地で受け取れないため、帰国後に再発行の手続きをしました。

再発行の手数料がかかる場合がありますが、クレジットカード会社に連絡して手続きすれば大丈夫です。

 

このように、帰国後の再発行になる場合が多いので、海外に行く場合は、最低2枚以上のクレジットカードを分けて持っておきましょう(コレ、絶対!)。

 

私も自宅に1枚保管していたので、1枚が被害に遭っても助かりました!

 

海外行くならクレジットカードは2枚以上!

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・運転免許証の再発行

日本の運転免許証は帰国後に最寄りの警察署か運転免許試験場・運転免許センターに行けば再発行できます。

海外で盗難に遭った場合や紛失した場合は、悪用されにくいので日本で新たに紛失届を出す必要はないと、交通課の方に言われたので、そのまま再発行の手続きだけをしています。

 

再発行手数料3,500円
本人確認書類
申請用写真1枚
印鑑

海外での盗難対策としてやっておきたいこと

海外で盗難に遭った実体験 経験者が語る海外旅行保険の申請と処理実際に海外で盗難に遭うという大失態を犯した私が、経験上、これだけは最低限しておきたいという項目をまとめました。

 

  • クレジットカードは複数枚を分散して持つ
  • 持ち歩く現金は最小限
  • 外出時の荷物も最低限にする
    (膝の上に置けるようなサイズにまとめる)
  • 荷物は膝の上、治安の悪いところは斜め掛けのまま座る
  • カード会社・保険会社・現地の大使館や領事館の連絡先を控えておく
  • 高額商品の購入時のレシートや領収書は残しておく

 

正直なところ、オーストラリアの治安は良い方です。

でも、その中でも人が集まる場所や治安が悪いエリアはあるので、上記は気を付けておきたいところ。

 

そして、日本人観光客が多いイタリアなどのスリが有名な国は、さらに鉄壁な対策が必要です。

そんな時はセキュリティポーチで服の中に貴重品を隠しておきましょう。

 

スキミング防止機能付きで高防水、SNSでも人気の鉄板セキュリティポーチはこれです。

海外での盗難 その後

盗難に遭ったのは、数年間の韓国生活の後、オーストラリアで長期滞在していた3か月目の出来事でした。

 

正直なところ、オーストラリアの前に韓国にも住んでいたので、あまりにも長期にわたる海外生活で、防犯に関して気が緩んでしまったのは否めません…。

 

海外で盗難被害後、困ったことをまとめると…

  • そもそも家に帰るためのバス代がない(友達に借りた)
  • 家の鍵がないので、シェアメイトが帰ってくるまで中堅ハチ公状態(一人暮らしじゃなくてよかった…)
  • 化粧品一式ないので、しばらくすっぴん(眉毛がないのがつらい)
  • 現地銀行のキャッシュカード再発行までお金が下せない
  • 手帳の中に住所を書いた紙を入れていたので、家の鍵の交換が必要に
  • レンタル携帯だったので、損害賠償請求された
  • 友達の連絡先も消えた
  • 写真データのバックアップを取ってなかったので、思い出が消えた

 

被害金額も大きかったですが、地味に細かい不便が増えるので辛かったです…。

 

特にコスメ好きなので、化粧品一式ポーチごとなくなったのが地味に来ました…

おすすめの韓国コスメはこちら→「本気の韓国マニアがリピ買いする乾燥&毛穴に効く厳選スキンケア5選!

海外での盗難「自分だけは大丈夫」とは思わないで!

海外で盗難に遭った実体験 経験者が語る海外旅行保険の申請と処理海外で盗難の被害に遭うと、せっかくの楽しい気分がぶっ飛びますし、警察や保険会社との手続きにも時間がとられます。

私も今でこそ笑って話せますが、完璧主義な性格ゆえ…「なんであの時…!」「もっとこうしておけば良かった…!」とかなり落ち込みました。

 

「自分だけは大丈夫」

 

という根拠のない過信は危険です。

注意していても、人間、その環境に慣れてくると、その注意を忘れる瞬間があります。

 

そんな時のために、海外旅行保険は必須です。

“もしも”はないに越したことはないのですが、いつもと違う環境では何が起こるかわかりませんよ。
本当に、自分が身をもって経験してわかりました…。

少しでも、この記事が皆様のお役に立って、楽しい海外滞在のお手伝いができれば幸いです。

そして“もしも”のためにブックマークを…ぽちっとお願いします(笑)

 

それでは、楽しい海外旅行を!
Have a nice trip!

あおこでした♡

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