海外で働く場合、必ずビザが必要なのはご存知でしょうか。
海外で就職先は決まったものの、ビザを取るために何を準備すればいいのか不安ですよね。
そこで、今回は私が日本語教師として渡韓する前に神経すり減らしたビザ発給のあれこれをお話をします。
いやぁ…走り回った…
卒業証書の原本が必要!?ビザ発給の必要書類
以前、韓国での面接の体験談を書いたのですが↓
「日本語教師の採用試験って何するの?」「面接だけじゃないの?」初めて日本語教師になる方は不安ですよね。そこで今回は、私が実際に体験した韓国での日本語教師の採用試験について、包み隠さずお話しします。[sitecard subt[…]
韓国の日本語学校に内定したのが、6月中旬。
メールによると、赴任は6月29日で授業開始は7月1日。
と不安に思いながら、勤務先から至急送付するように指示されたのが、こちらの書類。
- 契約書3部(返送)
- 大学の卒業証書(原本)
- 大学の成績証明書
- 履歴書
- パスポートの見開き部分のコピー
日本語教師が韓国で働くには「会話指導ビザ(E-2)」が必要です。
上記はそれを申請するために勤務先から指示された書類なんですが…
大学の卒業証書って原本!?
証明書とかではなく、卒業証書の原本!?
不安になってメールで聞いてみても、「卒業証書の原本」が必要とのこと。
大学を卒業して以来、目にしていない卒業証書を探しつつ、大学に成績証明書を取りに行って、韓国に発送!あとは勤務先の方で申請してくれます。
やっとひと段落…
海外就職時に一番大変なのがビザの申請です。
猪突猛進な性格なので、何も考えてなかったんですが、海外で就職するって大変だなぁと思った初めての瞬間でした(笑)
※今は他にも犯罪経歴証明書や健康診断書など追加で必要な場合があります。
やっとこさビザ発給
6月28日午前、勤務先からビザ発給の連絡が来ました。
「本日ビザが出たので要請書を発送しますが、時間がないので明日DHLの営業所に受け取りに行って、そのまま領事館でビザを発行してください。」
おお!
ついに、ビザ発給!
ん?メールには続きがあるぞ…
「ビザ発行したら飛行機に間に合うように空港行ってください。チケットは予約してあるので、直接カウンターへ!」
ええええええええええええぇっ!!!!
つまり、
▼
韓国領事館
▼
空港
▼
ソウル着!
そうですよね、赴任は6月29日ですもんね。
…って、ちょっと無理ないか…?
調べたらDHLの営業所って自宅からめっちゃ遠いんですけど…
ビザ要請書の受取でワッタカッタ
6月29日渡韓当日。
朝イチで遠方のDHL営業所まで行きましたよ。
夜に渡韓するから、スーツケース引きずって。
あおこ「すみません、韓国から荷物来てますか?番号は〇〇なんですけど…」
DHL「来てないですね~」
あおこ「大体何時ごろに荷物って集まりますか?」
DHL「わかりませんが、今来ていなければ、午後イチとか…」
あおこ「わかりました…2~3時間後にもう一度来ます。」
ちなみに、営業所は繁華街でもない駅から離れた普通の住宅街の中にポツンとあったので、何もない住宅街を散歩しながら2~3時間潰すという荒業に出てみる。
30分でギブ
駅前まで戻ってみたけど、何もない。携帯も既に解約しているので、何もすることがない…。
仕方がないので、脳内しりとりで時間を潰して、再度DHLの営業所へ。
あおこ「荷物来ましたか?」
DHL「まだ来てませんね…」
あおこ「…(マジか)」
結局、引き続き駅前で脳内しりとりを繰り広げつつ、受け取れたのは夕方6時!
領事館の受付時間も終了…仕方ない。
ビザの要請書も受け取ったし、明日こそビザ発行して渡韓だ!と思いながら、スーツケース引きずって一旦帰宅。
この時点でも、なんとなく嫌な予感がしていたのは言うまでもない…
領事館でゴネる
6月30日。
前日、領事館に間に合わなかったので、飛行機の予約変更をしてもらい、次の日朝イチで領事館へGO!
「書類は揃ってるし、これでやっと今日韓国に行けるー♪」
とウキウキでスーツケース引きずって領事館で受付。
あおこ「今日の何時にビザできますか?」
領事館「今日は無理です。1週間後ですね。」
な、な、なんだってーーーーーっ!!!!!
勤務先からはすぐにビザでるからって聞いていたのですが、1週間!?
授業開始に間に合わないよ!!
飛行機も今日の夜なのに!!
と、
ここで私の中の悪魔がささやきました。
「ゴネろ」と。
そう、ここは韓国領事館。
中身は韓国。日本のようにきっちりしたお役所仕事はしないはず!多分ゴネたらいける!
と、ここからあおこのマヤる作戦開始。
どうしても今日中に行かなきゃ仕事に間に合わないやら、せっかく決まった就職先なのに1週間もかかったらクビになる(ウソ)やら、いかにも可哀そうな人を大げさに演じて(韓国ドラマで誰か死んだ時の様子を想像してください)説得。
領事館「今日は無理だけど、特急で2日後なら…」
ほ ら ね。
ひとまず担当者の気が変わる前に、国際電話で勤務先に確認。
授業は代講を探してもらい、赴任日を2日後に変更してもらいました。
3度目の正直で渡韓
7月2日。
ようやく無事にビザを受けとり、3度目の正直で日本に別れを告げました。
家族にも韓国に行く行く詐欺をしていたので、3度目もまた自宅に帰ってくるんじゃないかと思われていたようです。
今思い出しても「大変だったなぁ…」と思いますが、これを乗り越えられたから、韓国での楽しい日本語教師生活ができたんだと思うと、良い思い出ですw
今回のお話は私の体験談でしたが、もし、ビザ発給で同じようなことがあった方のお役に立てればと思うので、一言でアドバイスすると、
「韓国ではゴネろ」
それでは、アンニョン♪
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