さて、無事に日本語教師の資格を取得したら、次は求人への応募です。
「日本語教師の海外求人ってどうやって探すの?」
そんな風に思っていませんか?
日本語教師には専用のコミュニティサイトに求人が多数掲載されていたり、日本語教師養成講座のサポートなどがあるので、心配しなくてOK!
では、海外の求人をどうやって探せばいいのかわからない!という方のために、実際の日本語教師がしている海外求人の探し方を解説します。
「日本語教師養成講座いっぱいあるけど、どこが一番安心?」「いくらかかる?費用の比較がしたい!」確かに日本語教師養成講座は全国に数多くあってどこを選んだらいいのか悩みますよね。日本語教師養成講座は、全国にあるヒューマンアカデミーを[…]
日本語教師の海外求人の探し方
1.大学や日本語教師養成講座の就職サポートを受ける
大学や日本語教師養成講座であれば、基本的に就職サポートが充実しており、各国の求人が集まっています。
既に先輩で各国に日本語教師として就職している人も多いため、その繋がりで現地の日本語学校に直接紹介してもらえるサポートも期待できます。
私も働いていた日本語学校で教師が足りなくなった時に、日本語教師養成校に連絡して何人か紹介しています。そういった場合は、webでの求人は出さないので、日本語教師養成講座ならではの大きいメリットです!
余談ですが、中には勝手に私の名前を使ってweb応募してきた日本語教師養成講座の後輩がおりましたな…(遠い目)
上司「○○さんって人、知り合いなんだよね?採用したよー」
あおこ「ん?誰すか、それ?」
上司「・・・マジか。」
恐らく、当時は養成校のサイトに卒業生として載っていましたし、先生が授業でも私の名前を出していたので、使ってみたんだと思いますが、もし私が勤務先の日本語学校で超絶評判悪いとかだったらどうするんだ…
養成校の先生も知らなかったらしい…
これから応募される方、必死さはわかるんですが、先輩の名前を使う場合、養成校の先生に先輩の評判を聞いてみて、応募前に連絡入れましょう!
これ大事!
就職サポート万全の5校はこちらにまとめています→徹底比較!日本語教師養成講座420時間コースはココを選べ!
2.日本語教師専門のwebサイトで海外求人を探す
通常の就職とは違って、日本語教師には専門のネットワークがあり、求人情報はもちろん、教案(授業のシナリオ)の悩みや文法の疑問など様々な情報交換が行われています。
その中でも、海外の日本語学校の求人情報が掲載されているサイトをご紹介します。
日本語オンライン | 日本語教育機関の求人数が多く、語学教材の出版や試験を実施している老舗日本語教育サイト |
IJEC | 国際交流・日本語教育・日本語学校・日本語教師のための総合サイト。日本語教師の登録制度も有 |
日本語教師の集い | 日本語教師と日本語教師を目指す方を応援するサイト。 |
NIHON MURA | 日本語教師、日本留学を目指す方向けのサイト。中国語のページが豊富。 |
日本語教育学会 | 日本語教育の研究促進と諸外国との相互理解・学術交流を目的とした組織。 |
そうがくしゃ | 日本語を学ぶ人のための教材や、日本語教育の専門書を取り揃える専門書店。 |
大谷書店 | 日本語教材や、専門書、視聴覚教材などを取り揃える日本語のリソースショップ |
※各サイト共に海外求人専用のページがある場合はそれをリンクしています。
サイト数は多いですが、求人がかぶっていることも多いので、まずは「日本語オンライン」や「日本語教師の集い」、「NIHON MURA」辺りから探してみてください。
他にも研究者向けの求人情報や、JICAの派遣する青年海外協力隊などもありますが、まずは通常の日本語学校の経験を積むことをおススメします。
日本語教師の海外求人への応募する際の注意点
日本国内であれば、「多分、こういうことだろう」で暗黙の了解が通用しますが、海外の場合は、いろんな文化が背景にあるので、細かく確認する必要があります。
求人内容に書いてあることが多いですが、下記の条件はしっかり確認をして求人を選んでください。
勤務形態
専任/常勤か非常勤かによって給与形態が変わるので、必ず確認しましょう。
また、「契約期間」も重要です。1年更新なのか永続なのか、色々あるので、求人に書いていない場合は面接で聞いてみてください。
応募条件
自分の持っている日本語教師の資格が当てはまるかどうかを確認してください。
国や勤務地によってはビザの都合で追加条件がある場合があります。
「私、日本語話せるし、ヨユーっしょ」あおこちょ―――っと待ったぁ!!確かに、日本語教師は一般の小中高校の教師のようないわゆる教員免許のような国家資格は必要ありません。ただ語学学校で外国人に教えるには、正しい日本語の知識や教え[…]
勤務地
例えば、日本で採用→現地派遣など、募集機関と勤務地が別の場合があります。
また、同一国内でも多数の校舎を持つ学校の場合、本校で募集をかけ、別の校舎で勤務ということも多々あるため、要確認です。
待遇
基本的なことですが、給与はいくらか、現地通貨なのかドル払いかは確認してください。ほぼ現地通貨のことが多いですが、東南アジアなどはドルでの支払いの学校もあります。
また、休日日数も確認しておきましょう。健康保険・交通費はあるかという点も、ちゃんとした学校かということを見極めるポイントです。
さらに寮(住宅手当)の提供があれば、生活費が削減できるので、大きなポイントです。
ビザ・渡航費の支給
海外で「働く」場合はビザが必要です。勤務先が手配してくれるかどうかは必ず確認してください。
面接官が日本人でも現地生活が長い人が多いので、みんな結構ストレートな表現をします。なので疑問点は直球ストレートで聞いて大丈夫です。
まれにとんでもない雇用主もいるため、ちゃんとした回答がなかったり、面接で話してみて不安を感じたりする場合は、雇用契約前に辞退する勇気も必要です。
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日本語教師の海外求人の探し方まとめ
日本語教師の海外求人の探し方はいろいろあります。
ただ、求人を載せているサイトではサイト管理者が雇用主を審査しているわけではないため、トラブルもあるようです。
一番良いのは、現地に住んでいる養成校の先輩や、友人がいれば評判を聞いてみることです。
日本語教師のネットワークは強いので、一度入ってしまえば、世界中のいろんな日本語学校の情報が入ります。
そういったネットワークを駆使して、ぜひ良い求人を見つけてください!
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