韓国で日本語教師になる!面接内容を大公開

「日本語教師の採用試験って何するの?」

「面接だけじゃないの?」

初めて日本語教師になる方は不安ですよね。

 

そこで今回は、私が実際に体験した韓国での日本語教師の採用試験について、包み隠さずお話しします。

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日本語教師の採用試験とは

国内の日本語学校では、「面接」と「模擬授業」があるところがほとんどです。
海外の日本語学校になると、しっかり模擬授業をする学校もありますが、面接(現地でorスカイプ面接)だけのところもあります。

  • 面接
  • 模擬授業
  • 筆記試験(作文)等

あくまでも私の主観での話になりますが、採用試験に「模擬授業」を入れているところの方が、有能な教師が揃っていることが多いため、しっかりとした経営をされている印象です。

あおこ
応募者側はめちゃくちゃ緊張するので負担ですけどね…

比較的、海外より国内の方が審査基準が厳しいので、面接と模擬授業の他に筆記試験(作文等)がある学校もあります。

私の日本語教師 採用試験体験談

面接

メールで応募書類の送付

「韓国で働くなら、ソウルがいい!ソウル以外やだ!」

と、思っていた私はちょうど養成校卒業のタイミングで働けるソウルの求人を運よく発見したので、早速応募することに。

 

日本語教師の海外求人の探し方はこちら↓

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日本語教師 海外求人の探し方

 

応募要項によると、必要な応募書類は、

履歴書
作文「韓国で日本語を教えるということ」

この2つでした。

早速、熱意もりもりの作文をワードで1000字ちょっとでまとめ、履歴書をエクセルで作成しました。

 

あおこ
今見ると、めっちゃ偉そうなこと書いてて、恥ずかしい…

 

応募時のメール本文にも

「ぜひ、私の模擬授業をみてください!」

的な熱意(略)をもりもり詰め込んで、はい!送信!

 

そわそわしながら過ごしていると、次の日、1通のメールが!

「面接をしたいのですが、いつ頃、ソウルに来られますか?」

 

あおこ
うおおおおおおぉっ!書類通過連絡きた――――――っ!

以外にも早い連絡に熱意もりもりで教案(授業のシナリオ)と教材の準備を始めました。

いざ!韓国の日本語学校へ!面接開始

先方からはできるだけ早い面接を…とのことだったので、韓国到着日に面接を入れていました。
到着して、ホテルでスーツに着替えた私はそのまま日本語学校へ。

 

あおこ
新卒ではなかったので、リクルートスーツではなく、オフィススーツを着ていきました。

 

面接官は日本人の部長と主任の2名。
日本国内でも面接で一般的に聞かれるであろう内容と、韓国に関することを聞かれました。

  • 以前はどんな仕事をしていたのか
  • どうして退職したのか
  • 日本語教師を目指したきっかけは?
  • どうして韓国を選んだのか
  • 韓国語はどのぐらいわかるか
  • 体力はあるか?
  • 韓国に知り合いはいるか

ざっくり上記のような内容でした。どちらかというと、よく見せようと取り繕う感じではなく、日本語教師という職業柄、日本人が使いがちな誤用(ら抜き言葉など)をしないように心がけました。

面接の後は模擬授業

さて、ついに模擬授業です。
模擬授業とは、面接官を生徒に見立てて授業を行うのですが、事前に出されていた課題は「受け身の導入」でした。

 

例えば、こういった文型です。

 

「先生は わたしを ほめました。」

「わたしは 先生に ほめられました。」

 

英語でも勉強しますよね。

 

あおこ
「受け身の導入」は模擬授業でよく指定されます。国内の日本語学校でも模擬授業の課題でした。

 

早速、面接官を生徒に見立てるために、用意しておいたネームプレート(キムさん・パクさんだった記憶…)を出して面接官の前に置いて、授業開始!

 

養成校で模擬授業のリハーサルはさせてもらっていたものの、めちゃくちゃ緊張しました。
もともと声は大きい方ですが、緊張で部屋の外にまで響き渡るほどのでかい声で

「はい、キムさん!」

とか、日本人の面接官に向かって言っている様子は、第3者から見ると摩訶不思議な空間だったでしょう…。

 

そんな私が模擬授業で実践したことは…

◆大きな声ではっきり発音する
→必要以上にでかい声に。
◆ホワイトボードに書く時間を減らすべく、マグネット式の文型カードを用意
→マグネットがつかないボードでパニックになり、つかないのに必死でつけようとする(もちろんつかない)。
◆ネームプレート
→前例がなかったのでしょう…苦笑いされる。(国内の日本語学校でもやったら後日噂になっていた)

とりあえず

 

インパクトを残したことは間違いない。

 

 

あおこ
日本語教師の経験がない場合、これぐらい元気よく(?)した方が印象は良いです。だって、知識や経験では絶対に勝てないから。

 

と言いつつ、面接後にちょっと落ち込んだはココだけの話。

 

◆面接に強い日本語教師養成講座を選ぶには↓

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初の韓国面接。ついに選考結果の連絡きたる。

採用決定韓国での面接後、燃え尽き症候群になって3日目。
ついにメールが。

心臓バクバクさせながら、開くと…

 

「来月から授業をしていただければと思います。」

 

うおおおおおおおおおおおぉ!!!!!
なんと!採用決定!

パソコンの前で、泣いた。

 

どうしても行きたかった韓国に住むことが決定した瞬間でした。
頑張ってよかった!

後で聞いた裏話…

ここからは、韓国に赴任してから、例の面接官だった上司に聞いた話ですが、

実は…

 

模擬面接しなくてもよかったらしい!!!!!!!

 

今まで誰もしてなかったけど、私が応募の時に「ぜひ、私の模擬授業をみてください!」とアピールしてきたため、「じゃあ、見てやろーじゃねーか。」となったらしいです(爆)

 

ついでに養成校の方の後日談としては、採用決定の報告をしたとき、仲の良かった先生に

「え!合格したの!?無理だと思ってた」

と言われました…。

 

そんなへなちょこレベルの私でも、結果的に熱意をアピールすることができ、採用されることになった「自ら模擬授業やっちゃう」大作戦。

正直言って、もろ刃の剣ですが、「絶対に合格してやる!」という場合のアピールの一つの方法になるので、ここぞという時にお使いください。

 

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