旅行などで韓国に行った時、こんなことしていませんか?
- お茶碗を持って食べる
- 麺を食べるときにすすって食べる
- 食事中は正座をする
日本では全部当たり前のことですが、これらは全部、韓国ではNGなのを知っていますか?
今回は韓国初心者の方のために、旅行の時に役立つ韓国の食事文化を紹介します!
以前、世界各国の出身者で国際交流のスタッフをしていた時、海外経験豊富な友人(日本人)にこう言われました。「あおこさんが韓国人ってこんな文化って教えてくれてなかったら、嫌いになってたかも…」海外慣れしている人なのに、そう感じたとのこと[…]
驚きの韓国文化!お茶碗を持つのはマナー違反!
日本ではお箸とお茶碗を手に持って食事をしますよね?
韓国では、お茶碗やお皿を手に持つのはマナー違反なんです(そもそもご飯の容器がアルミ製で熱くて持てないけど)。飲食店に入ると、スプーンとお箸がおいてありますが、ご飯やスープ類を食べる時はスプーン、おかずはお箸で食べます。
最近では韓流ブームの影響で韓国文化に理解がある人が増えてきたものの、日本から友人が来た時に食事に行くと、ほぼみんなお茶碗を手に持ってお箸で食べています。
他にも、日本人がやりがちなことと言えば、麺を食べる時にすすること。
実はこれもNGなんです!韓国ではスープを飲んだり麺を食べる時に音を出すのは行儀が悪いこととされています。
となると、「どうやって麺を食べるの!?」と思いますよね?
もちろん音を立てずにそのまま食べる人もいるんですが、丁寧に食べる人はスプーンの上に少量の麺をのせて食べています。あと、スープを飲むときも、器に口をつけて飲むのではなく、スプーンを使って飲んでくださいね。。
ちなみに、音を出してはいけないと言うけれど、クチャクチャ音を立てて食べるのは良いらしい…
それだけ料理を味わっていることになるんだそうです。
さすが儒教の国!食事は目上の人が食べ始めてから
ここはやっぱり儒教の国・韓国。
目上の人を敬う文化なので、食事を始める時も一番年上の人が手を付けるまで、他の人は「待て」状態です。
例えば、家族でも父親が食べ始めてから、他の家族が食べ始めます。
元教師の私はこのルールでよく迷いますw
年上の学生達とご飯を食べに行った時、教師が先なのか、年上の学生が先なのかわからなくて(笑)教師が先なら、私が先に手を付けないとみんな食べれないし、かといって、何も考えずに教師の私が食べ始めると年上の学生にとって失礼になる…
「先生、どうぞ食べてください!」
と言われれば、遠慮なくいただきますが、そうでない場合、様子をうかがっていました(笑)
料理はみんなでシェアが基本!
注文した料理は基本的にシェアして食べます。お菓子やデザートも然り。
同じお皿から直箸です。
同じ皿から食べるのは、親しい証拠だそうです。確かに、デザートのピンス(かき氷)でさえも一つが大きくて、みんなでつつきあって食べている…。
親しい証拠と言えど、潔癖症の人にはこの文化はつらいでしょうね。
しかも、親しくなれば、
「はい、口開けて、あ~ん」
もあります。
料理をその人のスプーンに乗せて「あ~ん」
焼肉をサンチュに巻いて、手で「あ~ん」
はい、慣れましょう(多くは語らない)。
余談ですが、別の国で日本人・香港人で韓国料理を食べに行った時、チゲを頼んだのですが、いつもの癖で直スプーンで食べていたら、
「ちょっと待て」
と止められ、ささっと取り皿に取り分けられたことがあります(笑)
香港人も直はダメらしいです。
まぜまぜ文化
日本でもビビンバは有名ですが、ビビンバの「ビビン」には混ぜるという意味があります。
ビビンバに限らず、混ぜて食べるものが多いです。
- ビビンバ
- 辛い冷麺(ビビンネンミョン)
- カレーライス
- かき氷(ピンス) など
日本だと「え!」と思うものまで混ぜて食べます。できれば、カレーは混ぜずに食べたい。というか、かき氷混ぜるとべちゃべちゃになるし。
韓国人曰く、「混ぜたほうがおいしい」とのこと。
韓国料理なら混ぜるんだけどなぁ…と、ここだけは混ぜずに死守したいところですが、かき氷とかは基本シェアなので、相手が韓国人なら混ぜます…
正座はしない横座り・あぐら・片膝OK
さて、韓国では食事中に正座はしないのを知っていますか?
日本では正座するのが行儀が良いのですが、
実は韓国で正座は
「囚人の座り方」
であり、懲罰を受けているように感じるとのこと。
確かに韓国ドラマでも学校の罰とかで正座させられていますよね。
逆に、日本だと行儀が悪いとされている「あぐら」「立て膝」「横座り」はOKです。
女性だと横座りをしている人が多いですが、立て膝もたまに見ます。
私はさすがに立て膝とかはできなくて、横座りしていました。
おかずはサービス!量が多いときは残してOK
韓国では基本的に食事の量が多めです。
例えば、焼肉を食べに行っても、チゲやら小皿のおかずやらがテーブルいっぱいに並べられます。
これは客人にお腹一杯になるまでもてなすのが昔からのマナーなんです。今では廃棄量が社会問題になり、量は減りましたが、それでも必ずメイン以外におかずがいくつか出てきます。
日本人であれば、「食事を残すのは行儀が悪い」と教えられてきた人が多いと思いますが、無理をして食べきったとしても、韓国人的には「足りなかったかな?他にも食べるものださなきゃー!!」と思うようです。
なので、友人宅に行くと「食べろ食べろ」とどんどん出てきます…
全部食べていると体を壊すので、程よく食べて、お腹いっぱいになったら、残してOK!
失礼にはあたらないので、安心してください!
ワリカンは恥ずかしい!?
日本では友達と食事やカフェに行った時、ワリカンをすることが多いですが、韓国ではワリカンは「ケチ」だというイメージがあります。
韓国では、一人がまとめて支払います。
目上の方と行った場合は、目上の方が支払ってくれますし、男女の場合は男性が支払うことが多いです。友達同士だったら、食事はキムさんが払ったから、次のカフェはパクさんが…と言う風に支払いを回していきます。
私の場合も支払いを順番にすることもありますが、久々に韓国に行った時なんかは、「よく来た!」と言わんばかりにごちそうしてもらうので、代わりにお土産をたくさん持って行ったりしています。
まとめ:韓国の食事の文化
韓国の食事マナー文化について、いくつご存じでしたか?
日本なら「行儀が悪い!」と言われそうなことが多々あるので、初めはびっくりしますw
でも、この食事マナーを知っておくと、韓国に行った時にみんながくちゃくちゃ音を立てて食べていても、不快指数がちょっと減ります(ちょっとかよ!と言うツッコミはおいといて)。
皆さんが、韓国に行った際は、文化の違いを観察してみるのも楽しいですよ♪
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